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Others2020.04.26 アクロバットリーダーが遅い!~テレワークでのイライラを解消

コロナウイルス対策でテレワークになっている人もいると思います。自宅でPCを使っていてPDFファイルを開こうとするとなかなかアクロバットリーダーが動いてくれず、フリーズしているようでイライラすることはありませんか。

 

アクロバットリーダーは2019年、2020年バージョンでは「最近使用したファイル」の一覧がサムネイル表示されます。このサムネイル画像は、C:\Users\[自分のユーザー名]\AppData\LocalLow\Adobe\Acrobat\DC\ConnectorIcons フォルダに保存されています。

 

保存されるサムネイル画像は何と無制限!!アクロバットリーダーで、編集/環境設定から「文書」をクリックして、「最近使用した文書にリストする数」をたとえ 0 件にしておいても、このフォルダには過去に開いたPDFのサムネイルが無制限に保存されていきます。それをいちいち全部読み込んでからアクロバットリーダーが動くのですから、次第次第に起動が遅くなるのは当たり前です。

 

2018年バージョンまではそもそもこの仕組みがなかったために問題は無かったのですが、バージョンアップをすると少しずつサムネイル画像がため込まれて、気がつくと起動にとっても時間がかかる状態になってしまいます。2020年にもなるとゴミが一杯溜まってこの不具合を実感する人が増えてきているようです。

 

そこで、まずはアクロバットリーダーのホームタブ右下の「最近使用したファイルをクリア」をクリックして、見た目だけファイルが無くなったようにします。
次に、C:\Users\[自分のユーザー名]AppData\LocalLow\Adobe\Acrobat\DC\ConnectorIcons フォルダ内のファイルをすべて削除します。私の場合は513個もありました。
(AppDataフォルダは隠しフォルダなので、エクスプローラの表示/オプション/表示タブ、で「隠しファイル・・・を表示する」を選ばないと見えません。)

 

次に上記ConnectorIcons フォルダを右クリック、プロパティのセキュリティタブをクリック、編集をクリック、ログインしている自分のユーザー名をクリック、書き込みの「拒否」の欄にチェックをつけます。何か複雑なことをPCは言ってきますが、はい、です。

 

これでこのフォルダには新規の書き込みが出来なくなるので、無限に増える恐怖の仕掛けから逃れられます。段々と遅くなってイヤになってきたところだったので、この対処法で随分マシになりました。出典は以下のページです。
https://ch.nicovideo.jp/iorin/blomaga/ar830976

 

それから、編集/環境設定から「セキュリティ(拡張設定)」をクリックして、「起動時に保護モードを有効にする」、と「拡張セキュリティを有効にする」、もチェックを外します。セキュリティ上はちょっと危険ですが、これでスッキリと立ち上がってくれるようになりました。

 

ちなみにアクロバットリーダーを起動したときに右側のメニューが大きすぎて邪魔ではありませんか。折角右端に追いやっても次回には、またデカデカと表示されてしまいます。
編集/環境設定から「文書」をクリックして、右側の「ツールパネルの現在の状態を記憶」にチェックをつけておけば、次に使うときには小さくなった状態で起動しますよ。