毎年恒例となっている、海外出張。
今年はパートナーの高田、大井、街の三名でマレーシア出張に行ってきました。今回はそのご報告ブログです。
今回訪問したのはクアラルンプールとラブアン島。
ラブアン島はWikipediaの情報を借りると「現在マレーシアのオフショア金融センターないし租税回避地として東南アジアや中東の注目を集めている」島です。
飛行機はマレーシア航空で行きましたが、日本語映画が流されているなど快適でした。
今回使用したホテルはKLセントラル駅直結のアロフト・クアラルンプールセントラルに宿泊しましたが、とにかく交通の便が良くて素晴らしいホテル。
室内はこんな感じです。
広くてとても綺麗なホテルでした。
トイレはお約束の(?)ウォシュレットでは無いホース式(?)でした。
ホテルから見た外観はこんな感じです。
建設中のクレーン車が多かったのが非常に印象的でした。
次に、電車の路線図を貼りますが、現地はタクシーがとにかく安くてオススメです。ちなみにマレーシアではUberが使えず、Grabとなりますので、ご注意を。
夜はスクンビットの屋台で食事を採りましたが、やはり「活気が凄い!!」。
食べたのはこちら!
左奥に見えている串料理が、マレーシア名物の“サテ”です。
右に見える揚げ物もそうですが、日本人の口に合いやすい味付けだと個人的には思います。
と、ほぼ観光みたいな雰囲気のブログになっている気もするので、仕事の話に。。。
今回の出張の目的は二つ。
・現地で法人設立支援をされている先生に会うこと
・現地(特にラブアン島)の情勢を肌で感じてくること
そこで、今回の目的に即した情報の一部をご紹介します。
✔ マレーシアは2019年6月1日からGST(物品・サービス税)が6%→0%になったが、代わりにSST(売上・サービス税)が導入されて、受けるサービスによって負担感はマチマチ
上のレシートは、スーパーで商品を買ったときのもの。
Taxable「0」となっているように、GSTが課税されていません。
このレシートはレストランのもの。
SVC(サービス料)は別として、6%のSSTが課税されています(GSTではありません)。
✔ ラブアン島は法人税率3%OR 2万リンギット(約50万円)を選択出来ましたが、税制改正により2万リンギット方式が選択出来なくなる
✔ それに伴い、2万リンギット方式で認められていた「監査免除」も無くなるため、監査を受けなければいけない法人が急増(会計監査人が足りているかどうか不明)
特に、監査が必須になる点が実務的には大きな変更点となりますので、ラブアン法人をお持ちの方は情報収集と対応が必須だと感じました。
ラブアンに関する情報が2つ出ましたね。
ということで、ラブアンまで飛びました!クアラルンプールの空港から2時間30分なのでそこそこ遠い印象です。
緑が多い印象です。でも個人的に抱いていた印象より建物も多いように感じました。
空港に近い位置に金融センターがあります。
それがこちら。
驚く数のオフショア法人がこの建物の中にあるイメージです。
一畳。最も小さいスペースでそれぐらい・・・。
ちなみにラブアン島からフェリーで1時間かけると、ブルネイにも渡ることが出来ます。
なお、日本居住者がラブアン島にペーパーカンパニーを設立し、節税を図るケースがあるように聞きますが、タックスヘイブン税制により基本的に日本で課税されますので、拙速に行動せず、必ず専門家に相談することをお勧め致します。