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国内税務2018.10.29 【オロナミンC】vs【リポビタンD】~どっちがお得?~

2019年10月1日より消費税率が現行の8%から10%に引き上げられる予定です。

 

 

 

安倍首相もわざわざ「今度は引き上げるよ」と明言されました。

 

 

 

消費税率の引き上げと同時に食料品などについては消費税率を8%に据え置く軽減税率制度が導入される予定です。

 

 

 

この軽減税率制度、知れば知るほど「これ大丈夫なの?」と感じてしまいます。

 

 

 

例えばタイトルに挙げたオロナミンCとリポビタンD、コンビニやスーパーに行くと近くに並べられているいわゆる栄養ドリンクですが、2019年10月1日からは

 

 

オロナミンC・・・消費税率8%

 

 

リポビタンD・・・消費税率10%

 

 

となる予定です。

 

 

理由はオロナミンCは炭酸飲料(飲食料品)、リポビタンDは「医薬部外品」だからだそうです。(医薬品などは軽減税率の対象とはならないため)

 

 

 

他にも重曹はどうだとか生きた牛はどうだとか細かく取り扱いが出されていますがこれは現場がすごく混乱するように思えます。

 

 

 

諸外国では昔から軽減税率制度が導入されている国もありますが、今は事務手間の煩雑さや結果的に低所得者対策にはなっていない(高所得者ほど食費にかける金額が多い、税収減分が所得の再分配機能を果たせない)などの理由から全体的に廃止の方向に向かっているそうです。

 

 

 

そんな軽減税率制度、導入後にどのような影響を日本の社会に及ぼすのかしっかり見守っていきたいと思います。